本年もOZアカデミー女子プロレスへの熱いご支援とご声援、ありがとうございました。
怒涛の2018年も残すところあと今日一日、平成最後の大晦日が刻々と過ぎていきます。本年も北は北海道から南は沖縄まで、全国津々浦々さまざまな場所で大会を開催させていただきました。そしてその全ての場所で、現地の皆さまの暖かいご協力、そして熱い応援をいただいてまいりました。
今年の年始は、私たちにとって全く予想だにしない大きな不幸の直後で、とにかく前へ、前へ進むことだけを考えて必死で過ごしていた時期でした。それが今こうして全国の皆さまにしっかりと試合をお届けできるということは、私たちにとって本当に大きな財産であり、これもひとえに皆様方のご支援の賜物と選手スタッフ一同、厚く御礼申し上げます。前統括もきっと笑ってお礼を述べていると思います。
年始、リング上は世志琥の最強旋風が吹き荒れており、また同時に防衛戦を行わないタッグ王者・尾崎魔弓&雪妃魔矢が長期政権への足がかりを築き始めていました。そしてそれに対抗する勢力として、後に獣友となる三選手・アジャコング&松本浩代&米山香織がチームを結成した時期でもありました。1月の新宿FACE、新年早々行われた無差別級次期挑戦者決定戦・イリミネーション6人タッグラストウーマンスタンディングマッチ。この魂を削る死闘を制したAKINOが高く掲げた拳が、この一年のスタートでした。
そして6月、その直前に骨折で欠場していた志田光が大方の予想を覆して世志琥の牙城を崩し、新たな政権を立ち上げます。この新王者誕生が、それ以前より複雑に絡み合っていた各陣営の思惑と重なり、9月の文体に向けての無差別級選手権次期挑戦者決定トーナメントへと繋がっていくのです。
7月にはAKINOの20周年記年興行「Lucha Libre de ムチャリブレ!」が開催されます。またAKINOの第二の故郷・沖縄でも記念興行を開催し、OZマットは一瞬のお祝いモードに沸きました。
8月の名古屋国際会議場。トーナメントを勝ち上がった6選手によるイリミネーション6人タッグ・ラストウーマンスタンディングマッチ。全身全霊の粘りを見せる小林香萌、会場中の声援を受けて戦う小林を強大な力で叩き潰したのは、生ける伝説・アジャコングでした。
OZ最大の大場所・横浜文化体育館、そこで志田の前に立っていたのはアジャコング、そして尾崎&雪妃の前にいたのは世志琥&山下りなのBorderlessとなりました。Borderlessの二人は激闘の末タッグベルトを奪取、Seadlinnngのベルトと合わせた二冠王の座に付きます。対する志田はアジャとの大流血戦を必死の闘いで制し、見事初防衛を果たしました。またこの大会では安納サオリ正危軍入りというビッグサプライズも発生しました。
秋口には希月あおいが引退、そしてその後に関口翔のシングル五番勝負、そして獣友のタッグタイトル挑戦がリングを熱く燃え上がらせました。関口は加藤園子、尾崎魔弓、アジャコング、志田光という苦しい戦いをくぐり抜け、来年1月、ついにAKINOとの最終戦に臨みます。また12月後楽園で行われた志田とのタイトルマッチは、OZマットの新しい未来を垣間見せてくれる記憶に残る勝負となりました。
そしてこの12月後楽園でBorderlessからタッグタイトルを強奪したのが獣友でした。松本が米山を、そしてこの試合では米山が松本を武器に振り回し、今まで見たことがないようなチームワークで白星を重ねる獣友。来年の防衛ロードが大変に楽しみなチームです。
皆さんの心に一番響いた試合、そして一番印象深かった選手はどうだったでしょうか。こちらについては現在Best Wizardの投票を受け付けております。応募方法はこちらからご確認ください。
来年2019年も、確実に今年を大きく超える最高の試合をお届けしてまいります。どうぞ来年も皆さまの熱い熱いご声援をよろしくお願い致します! どうぞ良いお年をお迎えください。